想像と創造の狭間で(プラモデル製作日誌を中心に)

基本、プラモデルの製作過程やカラーアレンジの紹介が中心ですが、たまに日本語にまつわる疑問・関心事についても書いていきます。

MG パーフェクトストライク その12

令人:こんにちは! エールストライクの最終回です。今回は初めての試みとして、メインの部分のカラーアレンジを行いました。どこをどうアレンジしたのかを確認するために、説明書の「正しい」カラーのエールストライクと比べてみましょう。

和歌:パソコンでご覧の方は、2つのウインドウで開いて横に並べるとわかりやすいですよ。

 

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和歌:間違いさがしみたいですね。

令人:間違い、と云うわけではないのだが……本体の色を抑えたものにして、しかし、エールストライカーとの親和性を持たせるために、コクピット部と靴は赤いままにしています。翼も白くして航空機の翼っぽくしています。シールドの色もアニメっぽくないかつ本体の色と合わせて、専用感を出しています。

和歌:明るい色が減った分、各処のポイント塗装が効いていますね。でも全体的にヒロイックさ――というか、主役機っぽさが無くなってませんか。

令人:この後にフリーダムという超ヒロイックな機体が登場するんだから、これでいいんだよ。「大人が乗るガンダム」というコンセプトも体現できたかな、と。

 

令人:さて、前回背景を使った写真を掲載しましたが、そこにも書いたとおり、かなりカメラを引かないと全体が入らない、という問題がありました。リングライトを使うことによってメインのカメラは一眼レフからGaraxyのカメラにシフトしていますが、やっぱり解像度は一眼レフの方が高いようで、拡大するとぼやけた画像になってしまいます。そこで、画像合成にチャレンジしてみました。

和歌:ほお、合成ですか。難しそうですが。

令人:最近は手軽に合成ができるソフトやアプリがあって、使ってみたところ、無料ソフトの中では、PC用よりスマホ用の方が使い勝手がいいですね。で、作ってみたのがこんな画像です。

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令人:背景画像は前回同様WONDER SCHOOLというサイトで配信されているものを使用しています。以下同で。

和歌:おお、前回の画像と比べると、ストライクはくっきり映っているし、余計なものは映り込んでないし、いいですね。

令人:もう少しプラモを背景に馴染ませたいんだけど、そこは精進します。

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和歌:さて、次はどのストライカーになりますか。

令人:それがな、ランチャーにしようかと思ってたんだが、接続アームのパーツが破損してしまって。

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和歌:ポッキリいってますね。

令人:ABS同士のパーツで、可動させようとしたらキツすぎて、折れてしまった。さらにでは、さきにソードに、と思ったら、小さいパーツがいつの間にかポロリしていて見付からず――可動や換装に関わらないところは、接着しちゃった方がいいですね。すぐパーツ取り寄せを依頼していますが、限定版のキットなだけに、在庫があるか心配です。

和歌:では次回は、そのパーツが先に届いた方、ということになりますね。

令人:多分一緒に届くと思うけどな。

和歌:さて、例のごとく他の写真を幾つか載せておきます。それでは、また。

 

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和歌:やっぱりヒロイックなポーズはあまり似合いませんね。

 

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MG パーフェクトストライク その11

令人:こんにちは! いよいよエールストライクのお披露目です。

和歌:全体的に明るい写真と暗い写真がありますね。

令人:前回云ったように、リングライトを使う予定だったんだけど、購入した、正確には購入した雑誌DIMEの付録のリングライトが不良品だったようで、交換品が届く前に撮った写真とリングライトを使って撮り直した写真が混在しています。

和歌:それでは、まずは三方向から見てみましょう。

 

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和歌:変わった台座を変わった台座を使ってますね。

令人:このカタパルトを模した台座は、キットに付属のものです。

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令人:単色成形だったので、適当に塗装しています。コレを使うことによって、発進のシーンを再現できます。

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和歌:ちゃんと電源ケーブルが付いているんですね。

令人:支柱を立てれば発進直後のシーンとなります。

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和歌:でも、足を載せる台が端まで来ていないのに飛んでるのも変ですよね。

令人:そこが気になる人には、別の台座を使ってこうしてはいかがでしょう? 

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令人:ただし、別の台座に付けるジョイントパーツのストライク側がユルユルで、すぐ外れて倒れ――落ちやすくなっているので、注意が必要です。

和歌:ということで、以降の台座はカタパルト版を使用します。

令人:また、今回は背景を付けてみました。BANDAIのWONDER SCHOOLというサイトで配信されています。

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和歌:さて、それではいろいろと動かしてみましょう。

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和歌:ガンダムSEEDといえば、このポーズですね。初期オープニングのタイトルバックだ。

令人:ビームライフルと手のひらパーツにはピンとダボがありますが、最初から固定させるつもりがないのか、すぐ外れてしまいます。イライラするので、指・掌パーツとビームライフルの銃把を接着しちゃいました。このパーツは他には使わないので。

 

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令人:こういうダイナミックなポーズも取れるのですが、脚を上げすぎたり腰を回したりすると、すぐにサイドアーマーが外れてしまいます。ここは可動部なので接着するわけにもいかず、結局可動域が制限されてしまいます。

 

令人:そして背景を使うとこのようになります。

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和歌:これは空を飛翔するシーンですね。

令人:ただバックを青くするよりはいいかな、と。普通紙にプリントして段ボールに貼っているんだけど、これは失敗して波々になってしまいました。また、これはA3判より少し小さいサイズですが、かなりカメラを引かないと全体が背景に収まらなくなります。

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和歌:おお、これはいいいですね。左下の台座の部分がなければもっといいのですが。せっかく支柱の部分は脚でうまく隠れているのに。

令人:この台座を使用している以上、どうしてもね。これは背景がさらに小さいので、かなりカメラを引いて取ってからトリミングで拡大しているので、これ以上拡大してみないでください。粗い部分が見えちゃうので。

 

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和歌:次はビームサーベルですね。

令人:フリーダムなどと違って、エールストライカーが無いとビームサーベルを使えません。

和歌:片っぽだけでもアーマーシュナイダーの代わりにビームサーベルを収納すれば良かったのに。

令人:多分バッテリーの問題があったんじゃないか。ビーム出しっぱだと電力をかなり消費してしまうとか。

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和歌:さっきから思ってたんですけど、足首のシルバーのシリンダーが結構目を惹きますね。

令人:そこはやって良かったと思う。さすがシャインシルバー。拡大しないと判りにくいけど、ツインアイのホイルシールもイイ感じで光ります。

 

和歌:さて、長くなってしまったので、今回はここまでとします。

令人:エールストライクはもう1回やって、色の比較等をしたいと思っています。

和歌:それでは、また次回、近いうちにお会いしましょう。

 

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MG パーフェクトストライク その10

令人:こんにちは! 最後のストライカーパック、エールストライカーが完成しました!

 

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和歌:エールストライカーの翼って赤くありませんでしたっけ?

令人:また。サーフェイサーの画像見たから、見当ついてるでしょ。翼は白、って云うなんかイメージが有って、白くしちゃいました。RGのストフリ同様、重たさを感じたので、色的に軽くする意図もあります。

 

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 和歌:これは裏からですね。

 

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 令人:横から見るとこうなります。背部のシルバーはモールドを使用しましたが、サイドのシルバーはピンバイスで軽く掘ってからシルバーを入れています。

 

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 令人:斜め後ろから。インパルスのシルエットシステムと違って、ストライカーパックは単体では使えないから、スカイグラスパーが欲しくなりますね。

和歌:MGのスカイグラスパーって有るんですか?

令人:検索すると、サードパーティーみたいなところが作ったみたいだけど、バンダイからは出ていません。

和歌:何故でしょうね。ランチャーとか出したタイミングで出しても良かったのに。

令人:スカイグラスパーと合体させて遊びたい方には、RGで出ていますよ。

 

和歌:ところで、スラスターの部分、シルバーになってません?

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令人:せっかくシャインシルバーのマーカーを手に入れたので、スラスターも塗ってみました。このパーツの一部がサイドに出ていて、いいアクセントになっています。

 

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和歌:ビームライフルとシールドはエールストライカーの装備でしたよね。

令人:それこそスカイグラスパーに装備した姿を見れば一目瞭然なんだけどね。赤いパーツは、トップコートを吹いたら色が落ちてオレンジっぽくなってしまうので、ここだけトップコートを吹いていません。

和歌:今までそんなこと無かったですよね。

令人:初めての現象だね。トップコートも水性なのに。ちなみに裏側はせっかくモールドが色々と入っていたので、適当に塗り分けてみました。

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和歌:と云うわけで、これで全てのパーツが揃ったわけですよね。

令人:甘い。このキットにはアークエンジェルのカタパルトを模した台座が有るのだよ。普段、台座はノーマークだけど、今回は色々モールドが入っているので、少し塗り分けます。

紹介はエールストライクの時に一緒にします。

和歌:それでは、次回から、各ストライカーパックを装着した姿のお披露目です。

 

 

MG パーフェクトストライク その9

令人:こんにちは!その9にして、ようやく素体の完成です!

和歌:ながい道のりでしたね。

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和歌:おお、カッコイイ! ポイント塗装も効いていますね。

令人:色合いも落ち着いた大人っぽい色になったかと思います。結局はストライクフリーダムと同じ色になったわけですが。腕が長いという人もいますが、気になる程度ではありません。

和歌:ストライクは、このマッシブさとスマートさが同居しているところがいいんですよ。

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令人:ストライカーパックを背負うと見えなくなってしまう背部も、結構凝った造りになっています。

令人:私の中では、『EVOLVE』で縦横無尽に動き回るストライクのイメージが大きく、こんなポーズなんかも取らせてみたくなっちゃうんですが、見事に応えてくれました。

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和歌:回し蹴りのポーズでも自立しちゃうんですね。

令人:股間の軸が左右別々に延長できるので、可動域を表す典型的なポーズを取ってみましょう。

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令人:正面から見ると問題ないのですが――

和歌:横から見ると、のけぞってますね。

令人:実はもっと上体を起こすことができるんだけど、そうするとコクピットハッチの赤い部分が下まで開かなくなっちゃうんだよ。劇中ではワイヤーみたいなのを使って乗り降りしているからこんなポーズを取ることはないんだけどな。

 

和歌:次は前回載せ忘れたストライクの固定武装であるナイフ、アーマーシュナイダーですね。

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令人:コレはまず刃の部分をヤスリがけしてなるべく薄くなるようにしました。塗装はMr.メタルカラーのクロームシルバーを筆で重ね塗りしたら凸凹になってしまったので、1000番と1200番のヤスリで軽く磨くように削って塗装が平らになるようにしました。結果、輝きが増したように思います。

 

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和歌:アーマーシュナイダーはこのようにサイドアーマーに収納されています。

 

令人:今回の撮影は、背景を使ってみました。バンダイのエンタメサイトWONDER!SCHOOLで配信されているものです。

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令人:足の加工の効果で、これだけ足を開いてもしっかり接地しています。

 

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令人:アーマーシュナイダーを投げつけようとしているところ。何話かでそういうシーンがあったような――

和歌:それよりも、上の画像もそうだけど、ライティングの向きが悪いから、せっかくのポイント塗装が活きていませんね。

令人:くそっ、これならどうだ!

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和歌:おっ、腕とか肩とか輝いていますね。ってか、なぜ対艦刀?

令人:ナイフばかりじゃつまらないからな。今、ストライカーパックもバッテリーも背負っていないからビーム刃は張れない、ということで。

和歌:両手持ちが決まっていますね。ソードストライクが楽しみです。

令人:次回からはストライカーパック付きで一つずつ紹介したいと思います。

和歌:その前にまだ完成していないストライカーパックがありますよね。

令人:そちらも完成しましたので、近日中にご紹介します。

和歌:それでは、次回はエールストライカーです!

MG パーフェクトストライク その8

令人:こんにちは! 8回目にしてようやく本体のストライクが完成しました!

和歌:また、ずいぶん間が空きましたね。

令人:今回初めてのチャレンジした作業に慣れるまで、何度もやり直したりしたからなぁ。それと並行してエールストライカーも進めてたよ。最近はリゼロにもハマってました。

和歌:リゼル? あの、Zガンダムの量産が目的だったのに可変機構はメタスだったリゼル

令人:リガズィみたいに不可逆的な変型よりはいいんじゃないか? じゃなくて、リゼロ! 「Re:ゼロから始める異世界生活」のことだよ。Amazonプライム・ビデオでアニメが見放題になってたんでな。シーズン2まで全50話を通しで観てた。

和歌:ああ、レムちゃん可愛いですよね。

令人:知っててボケたな。でもなんで巷で人気が有るのかやっと解ったよ。っと脱線はこれくらいにして、本題に戻ろう。

和歌:今回はパーツごとに見ていきます。

令人:あ、その前に。今回もラクマで購入した水転写デカールを基本使用しています。数が足りなかったり、デ貼りに貼りに失敗したときに、キットに添付のマーキングシールを使っています。

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和歌:なるほど。「空装強襲」でエールストライクかぁ。

令人:その他、過去に使ったデカールの残りなども使用しています。

 

 

 頭部・胴部

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令人:頭部は何もいじっていません。素組みです。

和歌:胴体は大幅に色を変えましたね。

令人:今回のコン大人が乗れる大人が乗れるガンダム」だからね。鮮やかなブルーはダークブルーに、赤い腹巻きと揶揄される腹部はグレーに変更しています。コクピット両側の衝立みたいなパーツが目立たなくなるかと思ったんだけど、グレーの色味が成形色と違っていたのでよかったです。

和歌:あのパーツがあるから、ストライクビルドもなるほどストライクベースだ、って解りますもんね。

令人:なんだか、最近発言が玄人っぽくなってきたな。

和歌:胸のところに見慣れないエンブレムがありますね。

令人:なんて書いてあるか読める?

和歌:ん-、エン…ジュ? ああ、そうか、エンデュミオンの鷹かぁ。

令人:おれも始めて見た。バンダイのシールになってるってことは、公式なんだろうな。

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和歌:腹部には、謎の金ポッチが……

令人:今回の製作上のテーマは二つあって、一つはメインカラーのアレンジ。

和歌:今までは、ポイント的なアレンジでしたもんね。

令人:もう一つは、金や銀によるポイント塗装。そうすることによって機体全体の情報量を上げルことを狙ってます。それには円形マスキングシールという、円形のマスクが活躍していますが、コレについては近々ツール編でご紹介します。

和歌:金の塗装はMr.メタリックですか?

令人:今回はこんなのを使ってみました。

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令人:ダイソーの文具売り場で見つけたんだが、油性だからプラモに使えるし、パッケージの派手さから結構輝くんじゃないかと期待して買ってみました。プラチナ万年筆の製品だから、品質は良さそうだし。

和歌:確かにマーカーのガンダムゴールドよりは金属感が出ていますね。

令人:ポイント塗装に最適。広い面を塗るのには向いてなかった。ペンの端の部分でどうしてもムラになっちゃう。

和歌:ガンダムマーカーのシャインゴールドみたいなの、出ればいいですね。

 

 

腰部

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令人:装甲の隙間に燦然と輝くシャインシルバー!

和歌:あれ、ここ、ただのシルバーでしたよね。

令人:どこにも売ってなかったガンダムマーカーEXシャインシルバーをようやくゲットしたのだよ。早速塗り替えちゃいましたけど、これが大正解。

和歌:メッキシルバーにしようとは思わなかったんですか。

令人:なんか、扱いが面倒そうだから、食指が伸びない。シャインシルバーで十分だよ。

 

 

 

肩部

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令人:上のフロントアーマーの部分もそうですが、このキットにはドライデカールも付いていて、大きな文字系のマーキングはほぼドライデカールです。

和歌:ドライデカールは厚みを感じさせないからいいですよね。

令人:肩のポイント塗装は元々モールドのあった部分に行っています。

 

 

腕部

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令人:腕のポイント塗装は一手間加えています。マーキングのある外装パーツの箇所ですが、円形マスキングシールを貼ってから 中央の円形の部分にピンバイスでちょっとだけ彫り、そこに流し込むようにしてシャインシルバーを塗っています。

和歌:元々無かった部分に、モールドを追加したんですね。

令人:ヒジ関節のフレームやヒジカバーのポイント塗装はモールドがあった部分です。

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和歌:工具にしては珍しい色合いですね。

令人:一目見て購入を決めたよ。

 

 

脚部

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和歌:ヒジもそうだったけど、ヒザも180°近く曲がりますね。

令人:足底も分割して動くから、立て膝もつきやすいです。これもヒザカバーのところにモールドを追加しています。

 

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令人:足裏もびっしりとモールドが入っています。

和歌:バーニア部分はシャインシルバーじゃない?

令人:シャインシルバー買える前だったので、Mr.メタリックのクロームシルバーを筆塗りしています。

和歌:そういえば、足首の可動に不満を持っていましたよね。

令人:左右の傾きの角度を増やすために、装甲が干渉している靴の一部を削り落としました。

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令人:右の靴にある上部の凸部分が左では無くなっているのが判るでしょうか。この加工によって、脚が内側に倒れる角度が広がりました。

 

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和歌:左脚も内側に倒した方がわかりやすかったんじゃないですか。
令人:そんなことを云われても後のフェスティバル。左足も削っちゃったから。右にも左にも同じくらいしか傾けられなかったということで。この加工によって、より脚を開いてもきちんと接地するようになりました。
和歌:シリンダーはやっぱりシャインシルバーが映えますね。

 

和歌:近頃なかった大ボリュームにお付き合いいただき、ありがとうございます。

令人:次回はストライクを組み上げて、いろいろ動かしてみます。

和歌:場合によっては、ツール編が先に入るかもしれません。それでは、また次回で。

 

 

[番外編]ユニコーンガンダム ヘッドディスプレイ

こんにちは!

管理人のChiharoです。

 

今回はほぼ製作工程の話になりますので、私が解説していきます。

 

このタイトルを見て、首を傾げている人もいるでしょう。

コレは何かと云うと――

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じゃん! 10年以上前、模型誌電撃ホビーマガジン』の付録として付いていたものです。調べてみたら、1/48のようです。細かいことは憶えていませんでした。

画像の出典はAmazonさんです。

 

コレを素組みで組むとどうなるか。

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今回は素組みの写真を撮っていなくて、この画像はEGガンダムの記事から持ってきました。興味がおありの方は2020年11月の記事をご覧ください。

 

さて、ご覧のようにクリアパーツの他は白1色です。スミ入れすらせずに、ただディスプレイベースとして使っていたのですが、最近InstagramでコレにLEDを仕込んで発光させている画像を拝見し、なるほど、私もやってみようと、11年ぶりに手を加えることにしました。

 

まず、素材はこちら。

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とてもプラモデルを作るとは思えませんね。電子工作か、というラインアップですが、まぁ、やることは電子工作とほぼ変わらないですね。

 

電池以外はヨドバシカメラで購入。youtubeで見た作例は100均のLEDライトを分解していましたが、その場合LEDの端子と別で買ったコードをハンダ付けする必要があったので、このようにコード付きが売っていたのは幸いでした。別の家電量販店では、模型用のは売っていないといわれたのに、さすがヨドバシカメラです。それにしてもこんなパーツが売っていたんですね。

 

LEDに電圧が3Vとの記載があったので、3V対応の、つまり乾電池2本用の電池ボックスも購入。後で気がついたのですが、LEDを見つけた興奮でスイッチが付いていない電池ボックスを買ってしまいました。

 

予備のハンダも買って準備は万端、それでは作業に入りましょう。

 

まずは塗装とスミ入れ。Instagramの画像がきれいに塗り分けられていたので、私もガンダムマーカーとエアブラシシステムとAQUEOUS(新水性ホビーカラー なんと読むのか解らん)の筆塗りとマスキングテープを駆使したのですが、結果はご覧の通りです。

 

次に、首のパーツにコードを通す穴を開ける必要があります。ネットではDAISOのピンバイスが安いわりに使い勝手がいいらしい。ただし、あちこちのDAISOに行ってみましたが、どこにも打っておらず、ネットの記事も数年前のものだったので、現在は売ってないんだと思い諦めました。諦められたのは、これがあったことを思い出したからです。

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穴を開けられるパーツに対して何十倍もの大きさですが、以前にIKEAで購入したものです。カラーボックス2個を一度に組み立てたときに使ったきりだったので、数年ぶりに2度目の登板です。

右上に見えるドリル刃の直径をノギスで計ると、細い方が2mm。丁度よいサイズじゃないか? 試しにヘッドディスプレイの支柱の部分に使ってみたらきれいに穴が開いたので、首のパーツに使用。無事コード、というかLEDごと通すことができました。

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LEDは首のパーツに根元のコードを接着しました。

 

ヘッドパーツは一度バラしましたが、分解と再組み立ての際にもネットやyoutubeを参考にさせてもらいました。いや、いい時代だ。

 

その次に、コードと電池ボックスを繋げなければいけません。仮止めしてちゃんと光ることを確認した後、ハンダ付けです。

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息子のハンダごてを借りて作業実行。これも数年ぶりの作業でしたが、なんとか接続できました。

 

スイッチは一計を案じましたよ。

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コードの片一方をアルミ製のクリップに接続したのです。点灯するときはクリップで電池ボックスの端子を挟んで通電。使わないときはクリップを外しておけばよいのです。

 

台座の底の一部にコードを通すために削り、電池ボックスとは面テープで結合。

 

そして完成品がこちら!

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最初に作った時から、きれいに1本角にはなりません。もともとパーツの表面がへの字型に盛り上がっていたから、最初から1本角にするつもりが無かったのかもしれません。への字を削り落として表面を真っ平らにしましたが、閉じるのはここまで。軽く温めてパーツの反りを直そうとも思いましたが、リスクが高すぎるの止めました。

 

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もちろん、デストロイモードへの変形機構は残っています。

 

それでは、いよいよ点灯!

 

真っ暗な中で写真を撮っても、赤く光っているのが見えるだけなので、トレス台を設置しました。

再び点灯して部屋の照明を消すと――

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装甲の隙間から光が漏れて、いい感じじゃないですか!
下に光が出て反射してしまうのは如何ともしがたいですね。

 

そしていよいよデストロ~イ!

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おお、これもいい感じ♪

変身の途中で気がついたのですが、ユニコーンモードのマスクがLEDに被さる形になるので、光が少し弱まっています。

そうか、ツインアイの周りは黒く塗っておいた方が良かった。今度修正しておこう。

 

暗くするとせっかく塗ったツノのゴールドが見えなくなるけど、塗装の拙い部分も見えなくなるから、これはこれで。

 

塗装はともかく、発光は満足いく仕上がりとなりました。1/48サイズというと、ユニコーンガンダムはメガサイズモデルが販売されているので、頭部をコレにすげ替えてもいいかもしれませんね。

 

さあ、次はバンシィだ!

 

あ、パーフェクトストライクも少しずつですが、進んでいますよ。

 

それではまた、次の番外編で。

 

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MG パーフェクトストライク その7

令人:こんにちは! 今回は余り間を空けずに行きます!

和歌:とうとうエールストライカーですか?

令人:いや、先に武装を作りました。

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和歌:ビームライフルですね。

令人:この後、デカール貼りとトップコート、そしてポイント塗装の予定です。

 

令人:お次はこちら。

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和歌:シールドですね。裏も何色かで塗り分けてますね。

令人:ガンダムマーカーのゴールド、シルバー、グレー、ダークブルー、レッドの5色です。範囲が広いダークブルーだけ、エアブラシシステムで、その他はペンのまま塗っています。シルバーのパイプ状のところは塗りづらかったですね。マステを細かく切って貼ったりしたんですけどね。ペンで塗ると、マステの下にインクが入っちゃうことがままあります。

和歌:あれ? オモテの赤、きれいになってません?

令人:エアブラシシステムで塗り直したよ。一回前の塗装を紙やすりやスポンジヤスリで削り落として。

和歌:消しペン使えばよかったのに。

令人:そう、その存在を忘れていてね。長いのを削り終わってから気付いたよ。しかし、こうやって見ると、ヒケとかあるなあ。せっかく塗装する面だから、表面処理もしておけばよかった。

和歌:赤の先っぽが気になるんですけど。

令人:実は、このキット、MGなのに肉抜き穴があってね。

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和歌:うわ、ホントだ。HGみたい。コレを上の画像のように修正したんですね。でもパテ持っていませんよね?

令人:パテは無いけど、コレがある!

和歌:木工用ボンド?

令人:こいつを穴の中に流し込んでやったのよ。

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令人:この状態で1日乾燥させてみたら、ボンドが凹んじゃってね。3回繰り返してやっと満足のいく状態になりました。そして赤く塗ったら、このように。

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和歌:パテを使わなくてもできちゃったんでですね。

令人:今後もパテを使うつもりなら、買ってもよかったんだが、次にいつ使うかわかりもしないものを買うのもね。

和歌:パテまで使い始めたら、もうちょい足しとは云えませんね。

 

令人:今回はここまでです。

和歌:え、これだけ? GWは何をやっていたんですか?

令人:あの、シールドの裏を塗り分けるだけでも結構手間暇喰ったんだよ。それに平行してあるプロジェクトも進めていてね。そちらは管理人が直接発表するそうだ。他に、木工のための準備をしていたんだよ。

和歌:木工、ですか?

令人:PC台、じゃない、モニター台を作ろうと思っててね。モニターの下にノートPCを収納できれば、デスク上の作業スペースが広がるので。

 

和歌:ところでですね、さっきから気になっているんですが、このシールドの配色、どこかで見たことがあるような気がして――

令人:おう、気付いたか。コレを見たまえ。

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画像出典:Amazon

和歌:あ、ルージュのシールド! まさか、コレをパクった?

令人:違うわ。いろいろ試行した上でこの色に辿り着いたんだから、偶然だ。しかも、ルージュの方は、ベースはブラックだ。見ろ、こんな案もあったんだ。

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和歌:これはこれでもいいかも。

令人:濃いダークブルーと赤だとやっぱり「重く」感じるんだよな。シールドなんだから重くてもいいのかもしれんが。

和歌:なるほど。パクリ疑惑は失礼しました。

 

和歌:さて、次はデカール貼りですね。

令人:その前に管理人の投稿がありそうだぞ。

和歌:何なんですかね。プロジェクトって。

令人:一応、プラモ関連ではあるそうだ。

和歌:それでは、次々回、その8でまたお会いしましょう!

 

 

 

 

 



 

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