想像と創造の狭間で(プラモデル製作日誌を中心に)

基本、プラモデルの製作過程やカラーアレンジの紹介が中心ですが、たまに日本語にまつわる疑問・関心事についても書いていきます。

[番外編]1/32 小惑星探査機 はやぶさ

こんにちは!

普段は令人と和歌の二人に進行を任せていますが、今回は番外編ですので、管理人のChiharoが自ら解説させていただきます。

まず、素材はこれ。

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はやぶさ」というと半分以上の人は新幹線のはやぶさを連想するらしく、そのほかに

まんま鳥のハヤブサやバイク好きな人はスズキのGSX1300Rを連想したりするでしょう。

しかし、相模原のある場所に行くと、100%「小惑星探査機!」と答えるでしょう。そう、JAXAの相模原キャンパスでは。

云わずとしれた、世界で初めて(現在では唯一)小惑星からサンプルを持ち帰ったあのはやぶさですね。映画にもなったから知っている人もほかの探査機よりも多いことでしょう。

完成品がこちら。

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端がちょっと切れちゃいましたね。

で、なにが番外かと云うと、これを製作したのは私ではなく、12歳の息子なのです。

太陽電池パドルの青(キャラクターブルー)やアンテナの白は私がスプレーで塗装しましたが、金銀の塗装や組立は息子が行いました。足掛け2年かかりましたが、実製作日数は3~4日です。パドルとアンテナの塗装を去年のうちに済ませたまま放置されていたので、GWはどこにも出かけられないから暇なら作りなよ、と云ったので、製作を再開しました。

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本体の金にムラが出ちゃってますが、むしろ実機のような金箔感が出た、ということで本人は満足しています。

また、パネルのラインが細かいのでどうしようと思案したりネットで探したりしたのですが、結局次の工程で進めました。

 

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まず、凸モールドになっている、アミアミの部分をはみ出しを気にせずにシルバーで塗り、乾かした後、その上に全体に青のスプレーを吹きます。青が乾いたら全体を軽くヤスリがけさせると、凸モールドの部分だけが削れて良い感じになりました。一部削りすぎて地の色が出ちゃっているところもありますが。さらに小さい四角形のブロックを一つ一つシルバーで塗っています。

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台座は小惑星イトカワを模した物になっており、ちっちゃいMINERVA(小惑星探査ローバー)も付いていました。それも楊枝を使ったりしてしっかり塗り分けています。

またイトカワの表面や本体の金の部分は綿棒を使って塗装していました。そうするとムラが少なくなるとのことですが、思いもよらない発想が子供たる所以(ゆえん)でしょうか。

タイトルのプレートもグレー1色だったのを塗り分けて高級感を醸し出しています。

出来上がりに本人は非常に満足したようで、最初は母親の云うとおり玄関に飾ったのですが、その日のうちに自分の部屋に持って行ってしまいました。

作ると云うので、ビッグスクーターとジャンボジェット機のキットを渡していますが、気分屋なので、いつ作り始めるかは誰にも分かりません……

 

 

 

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