想像と創造の狭間で(プラモデル製作日誌を中心に)

基本、プラモデルの製作過程やカラーアレンジの紹介が中心ですが、たまに日本語にまつわる疑問・関心事についても書いていきます。

[番外編]ユニコーンガンダム ヘッドディスプレイ

こんにちは!

管理人のChiharoです。

 

今回はほぼ製作工程の話になりますので、私が解説していきます。

 

このタイトルを見て、首を傾げている人もいるでしょう。

コレは何かと云うと――

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じゃん! 10年以上前、模型誌電撃ホビーマガジン』の付録として付いていたものです。調べてみたら、1/48のようです。細かいことは憶えていませんでした。

画像の出典はAmazonさんです。

 

コレを素組みで組むとどうなるか。

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今回は素組みの写真を撮っていなくて、この画像はEGガンダムの記事から持ってきました。興味がおありの方は2020年11月の記事をご覧ください。

 

さて、ご覧のようにクリアパーツの他は白1色です。スミ入れすらせずに、ただディスプレイベースとして使っていたのですが、最近InstagramでコレにLEDを仕込んで発光させている画像を拝見し、なるほど、私もやってみようと、11年ぶりに手を加えることにしました。

 

まず、素材はこちら。

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とてもプラモデルを作るとは思えませんね。電子工作か、というラインアップですが、まぁ、やることは電子工作とほぼ変わらないですね。

 

電池以外はヨドバシカメラで購入。youtubeで見た作例は100均のLEDライトを分解していましたが、その場合LEDの端子と別で買ったコードをハンダ付けする必要があったので、このようにコード付きが売っていたのは幸いでした。別の家電量販店では、模型用のは売っていないといわれたのに、さすがヨドバシカメラです。それにしてもこんなパーツが売っていたんですね。

 

LEDに電圧が3Vとの記載があったので、3V対応の、つまり乾電池2本用の電池ボックスも購入。後で気がついたのですが、LEDを見つけた興奮でスイッチが付いていない電池ボックスを買ってしまいました。

 

予備のハンダも買って準備は万端、それでは作業に入りましょう。

 

まずは塗装とスミ入れ。Instagramの画像がきれいに塗り分けられていたので、私もガンダムマーカーとエアブラシシステムとAQUEOUS(新水性ホビーカラー なんと読むのか解らん)の筆塗りとマスキングテープを駆使したのですが、結果はご覧の通りです。

 

次に、首のパーツにコードを通す穴を開ける必要があります。ネットではDAISOのピンバイスが安いわりに使い勝手がいいらしい。ただし、あちこちのDAISOに行ってみましたが、どこにも打っておらず、ネットの記事も数年前のものだったので、現在は売ってないんだと思い諦めました。諦められたのは、これがあったことを思い出したからです。

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穴を開けられるパーツに対して何十倍もの大きさですが、以前にIKEAで購入したものです。カラーボックス2個を一度に組み立てたときに使ったきりだったので、数年ぶりに2度目の登板です。

右上に見えるドリル刃の直径をノギスで計ると、細い方が2mm。丁度よいサイズじゃないか? 試しにヘッドディスプレイの支柱の部分に使ってみたらきれいに穴が開いたので、首のパーツに使用。無事コード、というかLEDごと通すことができました。

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LEDは首のパーツに根元のコードを接着しました。

 

ヘッドパーツは一度バラしましたが、分解と再組み立ての際にもネットやyoutubeを参考にさせてもらいました。いや、いい時代だ。

 

その次に、コードと電池ボックスを繋げなければいけません。仮止めしてちゃんと光ることを確認した後、ハンダ付けです。

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息子のハンダごてを借りて作業実行。これも数年ぶりの作業でしたが、なんとか接続できました。

 

スイッチは一計を案じましたよ。

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コードの片一方をアルミ製のクリップに接続したのです。点灯するときはクリップで電池ボックスの端子を挟んで通電。使わないときはクリップを外しておけばよいのです。

 

台座の底の一部にコードを通すために削り、電池ボックスとは面テープで結合。

 

そして完成品がこちら!

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最初に作った時から、きれいに1本角にはなりません。もともとパーツの表面がへの字型に盛り上がっていたから、最初から1本角にするつもりが無かったのかもしれません。への字を削り落として表面を真っ平らにしましたが、閉じるのはここまで。軽く温めてパーツの反りを直そうとも思いましたが、リスクが高すぎるの止めました。

 

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もちろん、デストロイモードへの変形機構は残っています。

 

それでは、いよいよ点灯!

 

真っ暗な中で写真を撮っても、赤く光っているのが見えるだけなので、トレス台を設置しました。

再び点灯して部屋の照明を消すと――

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装甲の隙間から光が漏れて、いい感じじゃないですか!
下に光が出て反射してしまうのは如何ともしがたいですね。

 

そしていよいよデストロ~イ!

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おお、これもいい感じ♪

変身の途中で気がついたのですが、ユニコーンモードのマスクがLEDに被さる形になるので、光が少し弱まっています。

そうか、ツインアイの周りは黒く塗っておいた方が良かった。今度修正しておこう。

 

暗くするとせっかく塗ったツノのゴールドが見えなくなるけど、塗装の拙い部分も見えなくなるから、これはこれで。

 

塗装はともかく、発光は満足いく仕上がりとなりました。1/48サイズというと、ユニコーンガンダムはメガサイズモデルが販売されているので、頭部をコレにすげ替えてもいいかもしれませんね。

 

さあ、次はバンシィだ!

 

あ、パーフェクトストライクも少しずつですが、進んでいますよ。

 

それではまた、次の番外編で。

 

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